DiscReview: Aug. 2012

DiscReview: Aug. 2012


  1. Booka Shade / Honeyslave EP [Dim Mak Records]
    なんだか8月は豊作でキャーキャー言いたくなるようなリリースが多い月でした。そんな8月の1発目は大御所Booka Shade。9/22にJakartaギグも決まってるドイツの大御所の新作はホームグラウンドGet PhysicalではなくDim Makというよくわからないレーベルから。しかしそのトラックの質はかつてないほど、EPのタイトル曲である”Honeyslave”は途中スローダウンするパートもありながら硬派に展開する激渋テックハウス、一方で”Tomorrow Belongs To Us”は朝方によく合うメロディアスなディープハウス。どちらも最高。オススメです!
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  2. Tomas Barfod feat. Nina Kinert / Till We Die [Get Physical Music]
    ものすごい印象深い一発屋。そもそもの出会いはDanny HowellsがコンパイルしたGlobal Underground #027: Miamiに収録されている”Light Shine”。Disc1の1曲目のエレクトロニカっぽい曲の途中から入ってくる軽快なキック、そして爽やかなシンセとボーカル。この時点でTomas Barfodは僕の大好きなアーティストになりました。しかしその後待てど暮らせど新作はほとんどリリースされず(というか見つけられなかっただけ?)。そんな感じで待つこと8年、ようやくGet Physicalから新作がリリース!そしてかっけー!!けだるーい!!オリジナルもAndycap Remixもどちらも当たり。素晴らしい。
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  3. The Orb feat. Lee Scratch Perry / Golden Clouds((Blue Space White Cloud) 81Neutronz Rmx) [Cooking Vinyl]
    The Orbの名にふさわしいドラマチックな1曲。ドラマチックすぎてもはや普通のDJセットの中には組み込めません。Mixのイントロかアウトロでなんとか使うのが関の山か。しかしそんな使いにくさとは裏腹に曲は最高。しかもオリジナルも同様に壮大なトラックかと思ったら全然違う!このリミックスだけ!!それでも素晴らしいことには変わりありません。バレアリック過ぎて世界の向こう側が見えてきそう。それにしても本当によくあのオリジナルからこのリミックスを作ったな……。
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  4. Tom Flynn / Wild Flowers [dirtybird]
    最初はそんな風に思ってなかったのにいつの間にかdirtybirdの看板アーティストと言っても過言ではないポジションにいるTom Flynn。出会った頃は普通のトライバルハウスを作っていたような印象がありましたが、確かに自分のライブラリを見返してみても”Rhode Island”とか”Keep Listening”とかdirtybirdだしdirtybirdらしい作風だし。ということでこちらもdirtybirdからリリースのTom Flynnモノ、しかしいつもほどdirtyではなくむしろ美し目。ただ前半聴く限りではずっと地味に展開しそうなこの曲、途中から化けます。長いブレイクの後はみんな諸手を挙げて激踊りしていることでしょう。
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  5. Affkt / Los Fantasmas (Darlyn Vlys Remix) [Sincopat]
    Affktさん、そのちょっと変わったお名前故に記憶にはあります。古くはSpencer Parkerの”The Beginning”やRadio Slaveの”Koma Koma”のリミックス等で何度かお目にかかっています。ただその時の印象はちょっと生音っぽいサウンドを多用したパーカッシブな人、程度のもの。いや、いいトラックは作ってたんですよ。でもそんなに印象深くなかったですねえ。しかし本作はどうだ。リミックスだからAffktの手柄ではないかもしれないけど、この穏やかなイントロからのこの展開、壮大かつ踊れる感じ。パーティの締めにぴったりです。
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  6. ThermalBear / U Love (Sasha Remix) [Last Night On Earth]
    Sasha様は本当に期待を裏切りませんね。それだけ金太郎飴なのかもしれませんが、そんなこと知ったことではありません。トラックが素晴らしければいいのです。ということで久々のSashaリミックスは自身のレーベルLast Night On EarthからリリースされたThermalBearという変な名前のアーティストのトラックを調理。これが素晴らしい。かの名曲Funk D’Void / “All That Matters”とSatoshi Tomiie pres. Graffik / “A Lesser Man?”を足して2で割ったかのようなベースラインに突き抜けるように美しい女性ボーカル。これを素晴らしいと言わずして何を素晴らしいと言うのか。
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  7. Andrew Bayer / Monolith (Club Edit) [Anjunabeats]
    Andrew Bayerくんも相変わらず良質なトラックをリリースしています。本作はAnjunabeatsからのリリースの割に比較的トランスな感じが薄くて使いやすい1曲。しかしながら個人的に超大好きなこういうSasha / “Mongoose”的というか”Who Killed Sparky?”的というかもうドラマチックすぎて手に負えない感じの展開は本当に使いにくいったらありゃしない。前後の展開とか次のDJのこととか考えなかったらどんどん投下できるんですけどねえ。というかこの曲の余韻を次の曲で汚したくないだけか。いずれにしろこれもとても素晴らしいトラックです。
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  8. Nicky Grown & Ivton / Wantonness (Igor Degtyarev Remix) [People Revolt Records]
    ベタ過ぎてすみません。でもいいトラックです。ほぼワンフレーズで5分という短い尺を走り切る潔さ。とはいえ5分の中でもきっちり展開は作っていて聴く側を飽きさせない。あんまりコメントできることは多くないですが、結構気に入っているトラックです。
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  9. Feint feat. Veela / Horizons (Moleman Remix) [Subsphere Records]
    今月のDrum n Bass。Drum n Bassまでドラマチックなトラックをご紹介。本作レーベルもアーティストも全く存じ上げませんが、まずオリジナルがいい。こみ上げ系こぶし握りしめ系ベースラインに美しいボーカルが絡むアゲながらパーティを締める際に最適なトラックとなっております。が、それより素晴らしいのがこのバージョン。ピアノを絡めた非常にソフトで優しいリミックスに仕上げており、ふと気づくとつい目頭が熱くなっています。是非南国のビーチで沈む夕日を眺めながらお聴きください。
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  10. Cid Rim / Draw [LuckyMe]
    最後にご紹介するのはジャンルをどう表現していいのかわからないトラック。エレクトロニカですか?とにかく不規則なビートと美しいシンセが織り成すちょっと基地外じみた展開が心地よい1曲。こういうのを上手にセットに組み込めるDJになれたら。そして野外のまったりフェスでこういう曲をプレイできたら。
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