オレ流イヤフォンの選び方。

オレ流イヤフォンの選び方。

オレ流イヤフォンの選び方。


最近イヤフォンを買いました。
僕はDJする時もイヤフォンを使っているので、普段DJ用と通勤中等に使うiPhone用と2種類のイヤフォンを使っています。

DJ用はSHUREのSCL4。SCL4がまだE4Cという名前だった頃に特に他の機種と比較することなくなんとなくこれをチョイスしましたが、非常に気に入っています。
まず、このイヤフォンの音で「いい音とは何か」がわかった気がします。非常に細かいところまで表現するその再現性、解像度。そして街の景色がPVに見えるほどの遮音性。今までカナル型イヤフォンを使ったこともありませんでしたが、これまで使ってきたイヤフォンとは段違いの世界にただただ愕然としました。
DJにおいても同様。それまではSONYのMDR-Z700DJを使っていましたが、いくら密閉型ヘッドホンでもクラブの大音量の中ではフロアの音を完全に遮ることはできません。必然的にモニターのボリュームが大きくなる。その点カナル型イヤフォンは遮音性が猛烈に高い故、低いボリュームでもはっきりモニタリングすることができます。(このためDJ交代時にうっかりモニターのボリュームを調整し忘れるともの凄い大音量でビックリしたり。)

このようなあまりの素晴らしさ故、SCL4を通勤時にも使用するようになりました。
しかしやはり使用頻度が高かったり、カバンの中に無造作に突っ込んでしまったりすると痛むのも早いもの。すぐにケーブル断線して交換、その後も半年〜1年置きに交換して保証期間が切れると買い替えする羽目に。
このため通勤用には通勤用のイヤフォンを使おうと思い立ちました。

で、購入したのがBOSEのmobile in-ear headset。今販売されているMIE2の前のモデルです。
このBOSEのイヤフォンに変えてよかった理由の一番大きいものは「リモコン&マイクが付いていること」。これ、非常に便利です。iPodの再生/停止等をiPhoneをポケットにしまったまま行える上、電話もワンタッチで出られるし、さらにボイスコントロールを使えば誰かに電話かけたりすることもiPhoneを取り出さずにできます。これは本当に便利。
また、本機はカナル型ではなくインイヤー型でしたが、音も悪くないものでした。やはりBOSE特有の低音味付けはありましたが、全体的に文句はありませんでした。
ただ、一つ大きな欠点が。それはイヤーパッドの取れやすさです。
もう尋常じゃなく取れる。カバンに入れておいてさっと取り出したとき、イヤフォンを耳から外してぶら下げてる時に何かに当たった拍子、さらにはイヤフォンを耳から外した瞬間など、本当によく取れる。そのたびに探す。探してなければスペアを付ける。スペアがなければ買う。家電量販店にはあまり売ってないのでオンラインストアで。必然的に届くまで待つ。
いい加減このイヤーパッドとのイタチごっこに疲れたのが今回新しいイヤフォンを買おうと思った理由。
ちなみに、MIE2ではイヤーパッドの形状が大きく変わりましたが、ハウジング部との取り付け方は前モデルと同じであるため、恐らくこの問題は未だ残っていると思います。(とはいえ前モデルからイヤーパッドの取れやすさは大きな問題になっていたため、もしかしたら何らかの対処がなされているかもしれませんが。)


さて、そんなわけで通勤時に使用するiPhone用イヤフォンを買おうと心に決めたのですが、今回はちゃんと選ぼうと思いました。
そこで、自分で決めたイヤフォンの選定基準は下記の通り。

  1. カナル型であること。装着感がよいこと。
  2. 価格が手頃であること。1万円前後が望ましい。2万円近いものはNG。従ってハイエンドは除外。
  3. iPhone/iPod用リモコンを搭載していること。音量操作もできれば尚よし。
  4. 外観のデザインが好みであること。カッコよくなくても眺めていて嫌悪感を感じなければよしとする。
  5. 音質がいいこと。可能であればフラットであること。

ただし、最後の音質だけちょっと注釈を。
こんなことを言うのも恥ずかしいのですが、実は僕は「音の善し悪し」がそこまでよくわかりません。
友人に「この曲音悪いねー」と言われてもピンと来ませんし、クラブの音響も「好きな音」「嫌いな音」はありますが、良し悪しはよくわかりません。
また、その「好き嫌い」も一瞬では判断できません。せめて数日から1週間くらい日常的に使ってみて初めて「あ、このイヤフォンは中域がもうちょい出てくれたらいいのにな」などという感想を感じられるようになります。従って今回選定に当たって家電量販店で試聴をしましたが、その時の印象は殊音質に関してはほぼ「よくわからん」が正直なところです。
このような理由から、音質の良し悪しの判断、また特性の判断はウェブ上での評価や家電量販店のポップなど第三者の評価を大いに参考にしていますので、その点ご留意ください。


さて、話を元に戻してイヤフォンの選定です。
候補に上がったのは下記の通り。友人知人のオススメを中心に、自分で気になったものを追加して候補機一覧を創りました。

Item Driver* Price Comment
Apple In-Ear Headphones BA ¥7,800 Apple純正のカナル型ヘッドホン。バランスドアーマチュア型ドライバを左右それぞれ2基搭載していながら低下が1万円をきる破格プライスが自慢。音質についてもウェブを読む限りではどこもかしこも高評価。Apple純正なので当然iPhone/iPod用リモコンも搭載。
Ultimate Ears 600vi BA ¥16,800 オーダーメイドモニタリング用イヤフォンで有名なUltimate Ears。2008年にLogicoolに買収されたため日本で購入するとLogitechのロゴ入りなのがちょっと残念だけれどもその品質は保証済み。本機はSuper.Fi 5viってモデルの後継機種で、その前モデルは友人が絶賛。
Ultimate Ears 500vi D ¥13,800 UE 500viは日本では400viとして発売されているモデル。600viより1ランク下の製品でドライバはダイナミック型。ただし角張ったデザインの600viと異なりどちらかというと700に近いシンプルなデザインで好感。時折600viよりも音質は上とかなんとかという意見もちらほら見かける伏兵。
Atomic Floyd HiDefDrum+Mic D ¥17,800 Atomic Floydは元Phillips社員が始めたイヤフォンブランドで、特徴はなんと言ってもそのデザイン。シルバーを中心に黒と赤をアクセントにしたなんとの男心をくすぐる一品。ウェブ上の音質評価も高いが、難点はその構造から発生する音漏れ。
Atomic Floyd MiniDarts+Mic BA ¥25,800 最近発売されたAtomic FloydのBA型モデル。HiDefDrumと比較して音もいいらしいし音漏れも軽減されたらしいけれどもケーブルが赤になった分外観のインパクトも増加して通勤用としてはちょっと躊躇。
SHURE SE215 D OPEN
(¥9,500)
個人的大好きブランドSHUREから発売されたエントリーモデルの新製品。日本では2011年4月下旬発売なのでまだレビュー記事は少ないが、高評価が定着しているSE535、SE425に肉薄する音質という噂も。その実力やいかに。

*BA: バランスドアーマチュア型。中高音の解像度が高く補聴器等に用いられる方式。
*D: ダイナミック型。今日、ヘッドフォンと呼ばれる物の最も一般的な方式。

これらの候補機に関する僕の評価は以下の通りです。

  1. Apple In-Ear Headphones
    1. 装着感:
      SHUREで育ったせいか、意外にもこういう豆型小型ハウジングはどこまで耳奥に突っ込んでいいのかわからず戸惑う。戸惑った結果結局フィット感と音質が両立するポジションが見つけられずイライラ。特に音質面でのスイートスポット探索はこのタイプの形状だと僕には困難。多分普通の耳と心を持つ方にはフィットするんでしょうが。
    2. 価格:
      破格。BA機の中では抜群に安いし、ダイナミック機を含む今回の候補機の中でも定価では最安値。
    3. デザイン:
      実は、これを選択しなかった最大の理由はデザイン。いや、もちろんアップルのデザインは大好きなんだけど、付属イヤフォンの音のスカスカさに辟易してたので、もはや耳から垂れる白いケーブルを見るだけで嫌悪感。そんな完全な偏見で却下。あとリモコンが汗に弱いというウワサも少々影響。
    4. 音質:
      正直言ってアップルストア試聴時にはよくわからなかった。ただウェブ上の評価はどこもかしこも「Amazing!」の一点張り。さすが高音用と低・中音用の2基のドライバを搭載しているだけあるということか。
  2. Ultimate Ears 600vi
    1. 装着感:
      どちらかというとSHURE機に近い形のため、耳奥までズブズブやろうとするとハウジング部分が引っかかるので「あ、ここまでなのね」とわかる。つまりスイートスポットが見つけやすい。そんなわけで装着感は好印象。
    2. 価格:
      お手頃。定価は¥15,000オーバーだけれどもサウンドハウスの並行輸入品なら¥8,980。
    3. デザイン:
      個人的に角張ったデザインは嫌いじゃないけど、このデザインはちょっと好きじゃない。さらに左右を識別する赤と黒の色分けは左右対称好きの僕にとって致命的。
    4. 音質:
      ビックカメラ有楽町店で試聴。いいと思った。そしてDJの友人はこれの前のモデルを絶賛。ダンスミュージック向きとのこと。
  3. Ultimate Ears 500vi
    1. 装着感:
      Apple In-Ear Headphonesと同様、こういう小型機は耳の中での位置が定まらずスイートスポット探しに四苦八苦するので好きになれないことを今回の試聴ツアーで発見。
    2. 価格:
      相当にお手頃。候補機の中では最安値。定価は¥15,000弱だけれどもサウンドハウスの並行輸入品なら¥5,980。
    3. デザイン:
      大はしゃぎするほどカッコいい訳ではないが、非常にシンプルでいいデザイン。これを候補に含めたのはこのシンプルなデザイン故。平たいケーブルも面白い。そしてサウンドハウス並行輸入品ならLogitechのロゴもなし。
    4. 音質:
      ビックカメラ有楽町店で試聴。よくわからなかった。先述の通りその形状のせいで耳の中の位置が固定されず、スイートスポットがよくわからない。深すぎても浅すぎてもよく聞こえずほどほどで止めなければならないが、毎回そんなデリケートな調整するの?
  4. Atomic Floyd HiDefDrum+Mic
    1. 装着感:
      以前はApple Storeでも取り扱っていたようだが今ではもはや絶滅危惧種。そのため試聴できず。見た目で判断する限りではちょっとはまり方が浅そうで微妙な予感。
    2. 価格:
      少々高い。Amazonで¥13,980。
    3. デザイン:
      実は当初の大本命がこれ。その理由はこのデザイン。もうこの見た目がカッコよすぎるし、ケーブルがファブリックってのもよさげ。リモコンもクール!他のイヤフォンより重量重めなんて知るか!!
    4. 音質:
      ウェブ上の評価を見る限りでは非常に音質はよさそう。なんでも輸入元のフォーカルポイントコンピュータの社長がその音質に感動して輸入を決めたらしい。ただ、やはり構造上避けられない音漏れが大きな問題。
  5. Atomic Floyd MiniDarts+Mic
    1. 装着感:
      本機も滅多に店頭にないため試聴できなかったけど、今回色々試聴してみてこういう豆粒が自分にとって天敵だってことがよくわかった。豆粒め!
    2. 価格:
      非常に高い。Amazonで¥19,900。もう少し安ければAtomic Floyd機のカッコよさに冷静さを失っていた時ポチってたのに。
    3. デザイン:
      こちらもAtomic Floydらしさが溢れていてカッコいいんだけれど、ケーブルが赤ってのはスーツで通勤する身としては十分に躊躇する材料。
    4. 音質:
      豆粒型故UE 500viと同じ末路を辿る予感。ただしウェブ上では高評価。
  6. SHURE SE215
    1. 装着感:
      日本未発売モデルのため試聴できなかったが、「SHUREだから」と勝手に好感を抱く。
    2. 価格:
      お手頃。実売価格1万円以下。
    3. デザイン:
      普通。「SHUREだから」と勝手に好感を抱く。
    4. 音質:
      不明。「SHUREだから」と勝手に好印象を抱く。

上記のような検討の末結局選んだのはSHUREでした。
色々悩んだりレビュー読んだり試聴したりしたけれども、最後はただただブランドへの肯定的先入観のみに寄りかかってしまいました……。でも買い物ってそういうもんでしょ……?
とはいえ買ってみた後の感想は一切後悔なし!さすがSHURE!音質もフィット感も文句ないぜ!


さて、そんなわけでここからはSHURE SE215をより快適に使うために取り揃えたアイテムをご紹介します。
これらのアイテムを使えばより一層SE215が快適に!

  1. iPhone&iPod用ミュージックフォンアダプターケーブル
    そもそも論ですが、SE215にはiPhone/iPod用リモコンが付いていません。この時点でこれが候補に上がるのはおかしいのですが、SHURE機の特長はハウジングとケーブルを完全に分離可能なところ。従ってケーブル断線時にもカンタンに交換できる。つまり、iPhone/iPod用リモコン付きケーブルに交換すればたちどころにリモコン付きイヤフォンに変身!ちなみにこのケーブルを含めると結構なお値段になるのはこの際無視です。
    このリモコン付きケーブルを買ってみてからの印象をいくつか。
    まず右と左のケーブルの長さが違います。几帳面な僕にとっては理解しがたいです。
    そして標準付属のケーブルより細い。交換用標準ケーブルの値段は実はリモコン付きより高いです。恐らく耳に近い部分にワイヤーが入っているためだと思いますが、全体的に見てもリモコン付きケーブルの方が細いです。
    ちなみにリモコン部は無骨でダサい見た目ながら機能的には問題なし。BOSEのリモコンはしばしば思い通りに動いてくれませんでしたが、こちらはそんな心配なし。クリック感も心地良い。ちなみに「SHURE掛け」した時のリモコン=マイクの位置ってどのあたりになるの?耳裏に通す分相当口元に近いところに来ちゃうんじゃないの?という疑問を購入前に持っていましたが、結果としてBOSE等と同じような位置なので問題なく使えます。ただもちろんケーブルを背中側に垂らしてしまうと手も足も出ません。
  2. SENNHEISER IEシリーズ用イヤフック
    SHUREのイヤフォンは所謂「SHURE掛け」という特殊な方法(ケーブルを耳の裏に通す方法。冒頭の写真参照。)で装着します。この場合、ハウジング部から出たケーブルは急なヘアピンカーブを描いて耳裏に回るので、うまい具合にケーブルが耳の回りに落ち着きません。そのため標準ケーブルにはそれをサポートするワイヤーが入っていて、ある程度ケーブルの形状を固定することでケーブルを落ち着かせています。しかしこのiPhone/iPod用イヤフォンにはそのワイヤーが入っていない。のでおさまりが悪い。そこで登場するのがこのイヤフックです。もともとはSENNHEISERのカナル型イヤフォンIEシリーズ(どうやらIE8も巷の評判は高いようですが、僕には見た目と装着感がまるでダメでした)用のイヤフックですが、ただのケーブル入りシリコンなのでどんなイヤフォンにも使えるそうです。
    (とはいえある程度相性はあるようなので、詳しいことはイヤホンさんのブログ「【ケーブル長持ち!】「イヤーフック」を色々な機種に試してみた(・ω・)」をご覧ください。)
  3. Comply Foam Tips
    まだ購入していませんが、Complyのフォームイヤーチップもちょっと気になるアイテムです。元々は米軍ヘリコプター乗務員が使用する軍用イヤーチップとして使われていた、低反発ポリウレタン製のイヤーチップ。値段は通常の交換用イヤーチップより少々お高いですが、その装着感、遮音性は非常に高品質とのこと。また標準のイヤーチップではなくComplyに変えることによって音質が向上したという話もちらほら耳にします。確かに見た目は標準のイヤーチップと殆ど同じ、でも材質は結構違いそうです。試しに変えてみたら……すげー低音強くなった!なんだこれ!Complyつけるとちょっとウキウキします。
  4. 航空機用変換アダプター
    これはどちらかというとあってもなくてもいいんですが……。先日飛行機に乗って機内で映画を観ようと思った際、自分のイヤフォンを使って高音質で映画を観るぜぇ!という狙いとは裏腹に片耳からしか音がでずに愕然としました。そんな問題を解決するのがこのアダプター。これさえあれば飛行機の中での映画も自分のイヤフォンで聴ける、夢のアダプターです。メーカーはどこのでもいいんですが、カナル型ヘッドホンメーカーとしてお馴染みETYMOTIC RESEARCHのものをなんとなくチョイス。

これで個人的最強iPhoneリスニング環境の完成です。
勿論音質もデザインも装着感も好みは人それぞれで唯一の答えなんてないものですが、もし僕が友人知人からオススメを聞かれたら僕は迷わずSHUREと答えます。
皆さんも是非一度お試しあれ〜。[tmkm-amazon]B004WHRYLA[/tmkm-amazon][tmkm-amazon]B003WGNTHA[/tmkm-amazon][tmkm-amazon]B004DYW61K[/tmkm-amazon][tmkm-amazon]B004DYYIGQ[/tmkm-amazon][tmkm-amazon]B002W5V28U[/tmkm-amazon][tmkm-amazon]B004B51LTE[/tmkm-amazon]

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