Best Music 2011。

Best Music 2011。


  • Best Album 2011

    1. Dusky / Stick By This [Anjunadeep]
      2011年は例年に比べてなぜかアルバムを購入した年でした。もともと余計な曲まで買わされる気がするアルバムよりシングルの方が好きなのですが、恐らく2011年は良質なアルバムが数多くリリースされた年だったのでついつい買ってしまったのでしょう。多分。さて、そんな2011年リリースのアルバムの中で5番目によかったのがコレ。今年お世話になったレーベルAnjunadeepからリリースされたイギリス人ユニットDuskyによるアーティストアルバムは生音の美しい音色を活かした透明感溢れるディーププログレッシブハウス満載で最高、アルバム全体のまとまり感も高くて全体を流して聞くととても心地よいです。

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    2. Nu:Tone / Words & Pictures [Hospital Records]
      2011年はドラムンベースの好き度がますます向上した1年でもありました。それに大きな一役を担ったのがこのアルバム。ドラムンベース界の名門Hospital Recordsからリリースされた同レーベルの看板アーティストNu:Toneによるアーティストアルバムです。捉え方によってはドラムンベース界のDavid Guetta的な感じになるのかもしれませんが、カッコいいリズムトラックの上にプログレッシブハウス的なシンセ、そしてソウルフルなボーカルが乗る彼の楽曲はどれを聞いてもテンション上がって素晴らしいです。注目すべきはメロディー。どれもこれも本当にいい曲ばかり!

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    3. Monday Michiru / Don’t Disturb This Groove [Grand Gallery]
      2011年の視聴回数で言えばこれがトップかもしれません。世界で活躍する歌姫マンデイ満ちるが井出靖をプロデューサーに迎えて製作したカバーオンリーのアルバム。Michael JacksonやStevie Wonder、Brand New Heaviesなど選曲は「ベタ」かもしれませんが、オリジナルがなんであってもちょっとしっとりしたいい感じのジャズにしてしまうそのアレンジ、そしてそこに乗るマンデイ満ちるの落ち着いたのびやかな声。疲れて帰ってきた夜これを流していると本当に癒されるんです。最高。

    4. Vincenzo / Wherever I Lay My Head [Dessous Recordings]
      一応2011年の第2位にランキングしましたが、もはや1位とほとんど差はありません。というかこのトップ5に入っているアルバムは全部1位みたいなもんです。どれも素晴らしい。その中でもやっぱりいい仕事してたのはVincenzo。昨今世界のクラブシーンではこういうディープテックハウス的地味ジャンルは立ち位置が少々難しく肩身が狭くなりつつありますが(特に東南アジアじゃ滅多に聞けない)、やっぱり音楽としてもダンスミュージックとしてもステキなこういう楽曲が僕は好きです。Vincenzoのアルバムはこの意味でほぼ完璧な作り。非常にメロディアスでありグルーヴィーでありながらダンスミュージックとしてもしっかり機能。

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    5. Robag Wruhme / Thora Vukk [PAMPA]
      こんなに沢山の素晴らしいアルバムを押しのけて第1位にランキングされたのがコレ。いや、実際Duskyの方がカッコいいし、Nu:Toneの方がアガれるし、マンデイの方が癒されるしVincenzoの方がメロディアスなのですが、正直このアルバムは地味だし世間一般にはウケなさそうなのですが……とても好きなのです。美しい環境音、ピアノの音、乾いたリズムトラックの音色、これらが織り成すミニマルな反復音を聞いていると自然と目頭が熱くなってきます。とてもリラックスできるダンスミュージック。筆舌に尽くしがたい、2011年最高のアルバム。骨の髄まで浸ってください。

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  • Best Track 2011
    1. Moonbeam feat. Avis Vox / Hate Is The Killer (Arty Remix) [Moonbeam Digital]
      2011年のベストトラック、まず最初にご紹介はプログレッシブハウス/ディープハウスです。Singaporeで開催されたフェスZoukout 2011に参加した際、Arminのパフォーマンスを見て「ああ、おれはもうこういう音楽ではエンジョイできないのかな……」なんてちょっぴりセンチな気分になっていましたが、どうやら曲がよければ好きなようです。本作はMoonbeamの楽曲をロシア人プロデューサーArtyくんが調理したリミックス。ブレイクビーツなプログレッシブハウスですがそのメロディラインはありがちなれど秀逸。最近はArtyくんといいAviciiくんといい20歳そこそこのスタークリエイターが頭角を表してきていて、なんだか時代を感じますなあ。

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    2. London Elektricity feat. Elsa Esmeralda / Meteorites (Danny Byrd Remix) [Hospital Records]
      いやー、ドラムンベースアガるわ〜。シンセ音でドライブしていく感じが「David Guettaっぽい」と先ほど形容しましたが、ドラムンベース、特にHospital Records関連のリリースはプログレッシブハウス的シンセ音でグイグイやりつつも、その一方で全体がちゃんと音楽としてまとまっている気がします。本作はそのシンセリフもよし、ボーカルもよし、そして中盤以降の流れるようなピアノリフなんて聴こうもんなら多幸感でアタマがどうにかなってしまいそうです。素晴らしい。

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    3. Jacques Greene / Another Girl [LuckyMe]
      2011年はナゾなジャンルの曲の視聴も増えました。特にNuDiscoあたりやElectronica周り。歳をとったのかもしれません。この曲もそんなナゾな曲の1つ。BPMは120前後なのでハウスっぽいですがビートはハウスではなくブレイクビーツでもなく。上物も「このジャンル」とカンタンに形容できるものではないので、どんな曲か理解していただくには試聴していただくしかないという難物。でも試聴した後に残るのは「不思議な曲だなあ」という感じと得も言われぬ「ほんわか感」。良作です。

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    4. Joris Voorn / Incident (Miyagi) [Rejected]
      3月に起こった大震災。ちょうど僕はその時海外にいたためその揺れや直後の混乱を体験できなかったし、まして東北地方の惨状なんてブラウン管から漏れてくる情報程度しか知らない。こんな僕が大震災を語るのはおこがましいのであまり語りたくないのですが、その直後のアーティスト達の活動には目を見張るものがありました。Joris Voornもその一人で、震災直後の3/22にリリースされたこの曲は、その収益が震災復興のために寄付されました。もともとはJoris Voornの出世作とも言うべき大名曲、それが今風の落ち着いたテックハウスになり、それが東北地方の復興に寄与する。2011年をよく表した1曲だったように思います。

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    5. Jamie XX / Far Nearer [Numbers]
      これも今年のお気に入りエレクトロニカ。レイハラカミ(今年7月に永眠、今年は本当に惜しい人が何人も亡くなった年でした……)的な雰囲気のイントロからスティールドラムというヒーリング系な出だし、ブレイクビーツに少しキモチ悪いボーカルと、非常に音色が不思議な感じの曲ですが、曲の作り、構成自体は実はそこまで奇を衒った感じではないので結構すんなり心地よく聴けます。仕事中気づいたら脳内を何度もリピートしてる曲第1位。

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    6. FC Kahuna / Hayling (Max Cooper Remix) [Skint Records]
      僕にとってMax Cooperも今年を代表する一人です。去年も大活躍していましたが、今年になってSashaの大名曲”Expander”のリミックスをしたりSashaの新レーベル”Last Night On Earth”からリリースしたりとSashaとの距離を縮めてから急速にそのキャラの理解が進みました。さて、そんなMax Cooper、実は計算生物学の博士号を持つインテリクリエイター。非常に流麗で美しい作風を誇る彼のプロダクションの中でも特に際立っていたのがこの曲。FC Kahunaによる2001年リリースのトラックを再調理したものですが、その美しさについ心を奪われます。

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    7. South Of Roosevelt / Two Strangers [Home Schooled]
      今Beatportを見たらなぜか既に販売が終了しているトラック。もともとはBeatlesの名曲”Come Together”をネタにしたトラック”Over Me”がカッコよくて注目したアーティストSouth Of Rooseveltですが、彼らの他のプロダクションを掘っていたら見つけたのがこの曲でした。テックハウスでもなんでもないただのオーソドックスなハウスミュージックですが、普通にいい曲です。素晴らしい。やっぱりこういうハウスはいつ聞いてもいいですね〜。

    8. Jazzanova feat. Ben Westbeech / I Can See (Dima Studitsky Remix) [Sonar Kollektiv]
      Jazzanovaの”I Can See”は2009年にリリースされたトラックで、あまりに好きすぎてなぜかこの曲だけ7バージョンも持っています。中でも秀逸なのが2009年リリース時に開催されたリミックスコンテストで評価されたYe:Solar Remix。ただのジャズです。ただ最高にカッコいいジャズです。今年リリースされたリミックスアルバムに収録されているDima Studitsky RemixはYe:Solar Remixとは違って所謂普通のディープテックハウス。Dixon的なトラックで最初は退屈に思いますが、サビ部分のストリングスが素晴らしく壮大でカッコいい。いずれにしろこの曲の良さはボーカルです。

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    9. Andain / Promises (Soundprank Remix) [Black Hole Recordings]
      癒し系プログレッシブwith北欧系女性ボーカル。最高の組み合わせです。というか2011年のベストトラックは癒し系が多いですね。それだけ生活環境が癒しを求めていたのもあると思いますが、その一方で2011年はロクなナイトクラブ活動ができなかったことも原因かもしれません。クラブに行くと大体下品でチージーなエレクトロニックハウスがかかっていることが多く、その分「もっと上品で、メロディアスで、地味な曲」を身体が欲したというか。この曲もプログレッシブハウスというくくりには入りますが、素晴らしいメロディーと美声、そして闇雲に盛り上げるのではなく落ち着いて聴かせるような展開。こういう曲をジャカルタのクラブで聞きたいんです。

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    10. Matthew Dear / Slowdance (Todd Edwards Remix) [Ghostly International]
      「テクノ」や「ハウス」などの定着したジャンルがある一方「マイアミベース」や「2 Step」など定着しきれなかったジャンルも数多くあります。その一つがUKで生まれたSpeed Garage。US発祥のガラージハウスを少々速く、縦ノリにした感じの音楽というコンセプトで後に2 Stepに派生していったように思いますが、あまり定着はしませんでした。そのSpeed Garageの雄Todd Edwardsが最近大好きです。本作はどちらかというとエレクトロニカな雰囲気ですが、そのサンプルの刻み方はSpeed Garage魂が見え隠れする感じ。カッコいいです。

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    11. Ananda Project feat. AK / Heaven Is Right Here (Abfahrt & Erich Logan Remix) [Nite Grooves]
      なんだかもはや紹介するのがこっ恥ずかしい感じですが、2011年第1位はこの曲。以前レビューした時もさんざん書きましたが、単純に楽曲として良いのです。Ananda Projectのプロダクション、AKのボーカル、そしてAbfahrt & Erich Loganのアレンジ。恍惚と高揚が同居。2011年はこの曲に始まりこの曲に終わったというのは過言ですが、僕の周囲の友人たちも「ほへ〜♡」となっています。まだクラブでは聞いたことがありませんが、どうせならErich Logan以外のDJがプレイしているのを聞いてみたいなあ。

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