ニーズと規制。

ニーズと規制。

ニーズと規制。

DigitalTV

当社では、Webメールの閲覧が禁止されており社内Proxyサーバでアクセスが制限されている。
しかしアクセスが制限されていたはずのMobileMe Webメールはバージョンアップに伴い見られるようになった。

同様にTwitter本家サイトへのアクセスも制限されている。
しかしHootSuiteを使えば何の問題もなく見ることがでいる。

情報漏えい防止の対策として、他にもメールへのファイル添付制限や、可搬媒体の持ち出し/持ち込み制限も厳しい。
しかしEvernoteやDropBoxを使えばファイルなんて簡単に持ち出せる。

================

デジャブ。
一昔前、不正ダウンロードを排除しようと主要音楽レーベル各社は躍起になっていたけど、結局iTunes Storeが彼らの考え~オンライン楽曲販売なんて事業として成立するわけがない、不正ダウンロードを助長するに違いない~が間違いであることを証明した。

例えば。
最近Michael JacksonのIn The ClosetのMaxi Singleの価格がヤフオクで高騰してる。
それはSMEが楽曲を配信しないから。
たとえ配信したところでMoraのみでファイルフォーマットやビットレートすら選べない状態では誰も買わない。(いまどきATRAC3オンリーなんて!)
だから不正ダウンロードが絶えない。
でも。
不正ダウンロードもファイルフォーマットやビットレートの選択肢が豊富に提供されているわけではない。
ファイルフォーマットやビットレートは個々人によって適切な選択が異なるので、自分の望む条件にぴったりのファイルが不正ダウンロードで得られることは稀。(例えば音質にこだわる人は320Kbps欲しいだろうし、とりあえずiPodで聞ければいいやという人はAACでもMP3でもいいし128Kbpsくらいで十分。)
そのため従って自分の欲しい楽曲が自分の望むフォーマットやビットレートで、適切な価格で販売されれば買う人は多いと思う。
少なくとも僕は買う。
それ以前に、フリーミアムの考え方を参考にすれば、不正ダウンロードが多いということはポジティブに捉えるべきとの見方も。
即ち、不正ダウンロードの多さは認知度と需要が高いことと同義だから。
だって誰も欲しくないものはダウンロードなんかしないし。

さて、冒頭の例に戻ると、自宅PCに格納したファイルがWinny経由で漏洩するとか、どこかでなくした携帯電話のアドレス帳から顧客情報が流出するとか、そういったケースが問題になるのはそもそもそういう利用方法にニーズがあるから。
なんだかんだ会社が禁止しても家で仕事せにゃならんシチュエーションってあるし(長時間労働が制限され&テレワークが推奨される昨今は特に)、外出先からオフィスやお客様に連絡する際すぐに電話番号を探し出せるに越したことはないし。
で、こういうニーズがあるにもかかわらずそれを「ダメ」という通達もしくは何らかの仕組みで制限したところで、流れる川の水を手でせき止めようことができないのと同様そういう利用形態を撲滅するのは不可能に等しい。
どんなに規制しても禁止しても抜け道なんていくらでもあるし、抜け道を通り続ける人も一部にはいるし。
だってニーズがあるんだもん。
でも、多くの人は抜け道を抜けること自体を目的としているのではなく、ただ適切なコストでサービス/財を享受したいだけ。

つまり、企業におけるIT利用においてもその不正行為を制限する仕組みの強化よりもよりローコストで利用可能にする仕組みを作る方が先決だ。
例えばどんなクライアントからでもアクセス出来るオンラインストレージを用意してデスクトップPC/ノートPC/携帯電話はただのシンクライアントとして扱うとか。
今時iPhoneだってVPN接続は可能だから適正な認証と通信経路の保護は容易なんだし。
合法(社内ルールに沿ってるって意味で)かつ簡便な仕組みが実現されれば、抜け道を抜けるのはただのニッチなマイノリティーだけになる。
それはそれで別途対処すればいい。

規制は徒労でしかない。
ネガティブな側面を潰すことよりポジティブな側面を有効活用する方が100倍建設的だ。
そのことに日本のIT企業のお偉いさんも早く気づけばいいのにー。

================

追記。

iMacでテレビを見る派の僕ですが、ついに我が家も地デジに対応しました!
でもこの地デジ仕様のヒドいことヒドいこと。
巷間で散々批判されている通り、不正行為の制限に躍起になるあまり完全にユーザ無視の仕様に。
例えば、iMacの内蔵スピーカーは貧弱なため我が家ではAudio I/Fを介して外部スピーカーから音を出力しているんですが、地デジはこれがNG。
つまりテレビの音はiMacの内蔵スピーカーからしか聞くことができない。
コンテンツを外に出されるのが怖いから。
また、EvernoteのHelperアプリなど画面キャプチャできるソフトが起動していると、視聴用アプリを起動することができない=テレビを観ることができない。
コピーされるのが怖いから。

なのでウチではわざわざ音声出力を内蔵スピーカに切り替えて、Evernoteを終了してからテレビ視聴アプリケーションを起動します。

この仕様決めた人、使ってみたことあるのかな????????
普通のテレビ買えばこんな苦労ないのかな????????

あ、もちろんI-O DATA批判ではなく、コピーにビビるテレビ局、クソ仕様なコピー制御方式を提供するB-CAS、そしてそれらを地デジに採用した総務省批判です。
さらに、Wikipedia曰く、「DRMとしてまったく機能していない状態である。」とのこと。
もはや害でしかないじゃんwwwwww!!!!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です