DiscReview: Sep. 2013

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  1. Jamie Lee Wilson, Ko-Matsushima, Erich Logan & Aurtas / “Where You Are” [Sushi Records]
    祝リリース!!!!誇るべき友人たちによる記念すべきオリジナルボーカルトラックが遂にリリース!!!今をときめくErich Logan、Ko-Matsushima、そしてAurtasという最強の日本人クリエイター3人組に加え、Alex KenjiやJesse Voornと共作してきたオーストラリアのボーカリストJamie Lee Wilson。盛り上がりあり涙ありの名曲EDM、みなさま是非是非ご一聴を!「EDMはちょっと苦手」という人は”Aurtas Smooth Remix”の懐かしく美しい雰囲気でほっこりしてください!!というかAurtas RemixのDJフレンドリーなバージョンが欲しい!
  2. Andrew Bayer / “Need Your Love (Club Mix)” [anjunabeats]
    今月はプログレッシブハウス多めのレビュー。Anjuna系大好きアーティストの一人Andrew Bayerが、今回はプログレッシブハウス〜EDMよりの新曲をリリース。シンセリフの打ち込みパターンが”Where You Are”と少し似ている気がするけどあちらはあちら、こちらはこちら。こちらはボーカルのないトラックものになっていますが、それでもその壮大な世界観、突き抜ける高揚感はさすがです。ちなみに先日Facebookでタダで配っていた彼のデモトラック”An Ending”も機会があれば是非DLしてみてください。やっぱりこういうエレクトロニカの方が彼の真骨頂な気がする。
  3. Dinka / “Zero Altitude” [anjunadeep]
    もう一つAnjuna系を。先ほど紹介したAnjunabeatsはアゲアゲ、こちらのAnjunadeepは落ち着いた感じ、というのがそれぞれのレーベルカラーだったはずですが、最近はちょっと違いがよくわからなくなっています。本作はAnjunadeepのコンピレーションからスイス人の女性クリエイターDinkaによるプロダクション。BPM126というほどほどで心地よいテンポの上で紡がれる爽やかプログレッシブハウスは少し季節の終わりを匂わせる夏の爽やかな風のイメージ。このそこはかとない寂しげな感じはどこからくるのでしょう。
  4. Tom Middleton / “WYV AUW CHU” [anjunadeep]
    Anjuna3発目。こちらはキラキラディープテックハウスの老舗Tom Middleton。本作も、これまでのプロダクションと同様期待に違わぬTom Middleton節を存分に見せつけています。タイトルを最初見た時は「なんじゃこれ?」と思いますが、トラックを聴いていると確かにボーカルはそう歌ってますね。まあいつもの感じといえばいつもの感じですが、いつも通りクオリティの高い感じで買っておいて損はない1曲。
  5. The M Machine / “Shadow in the Rose Garden (Matt Lange Remix)” [OWSLA]
    作風はAnjuna的ですし、リミキサーのMatt LangeはモロにAnjunaの人ですが、このトラックはレーベルが違います。2000年前後のプログレッシブハウス全盛期の時に好きだったLange(”Follow Me”とか名作でしたねー!)と同一人物なのか別人なのかはよくわかりませんが、どちらも美しいトラックを作ります。本作はJames Zabielaが好みそうなプログレッシブハウス的ブレイクビーツ。ステキです。
  6. Shur-I-Kan / “Kissing (Harold Heath Remix)” [Body Rhythm Records]
    えーとですね。イントロと本編の落差が激しいです。なんでしょう、このジャズクラブのようなイントロ、僕は好きな感じでその後の展開をとても期待させられます。始まるキック、いいじゃないいいじゃない。で、どうなるの?どうなるの?と思って聞いていると、まあ素敵な感じのゆったりディープテックハウスなのですが、あれ?結局イントロ関係なくない?的な。リミックスだからでしょうか。いいトラックなんですけどね。
  7. Chymera / “Caprica Burning (Lake People Remix)” [Laka-Tosh]
    Chymeraが2010年にリリースしたトラックの今更リミックス。Chymeraが昨年リリースしたアルバム”Death By Misadventure”にも関係ありませんし、本当に今更感満載なのでもしかしたら依然リリースされたもののリプレスかもしれません。とはいえ……、やっぱりキレイですわこの曲。オリジナルのキレイさはちゃんと丁寧に残しつつ、より機能的にしたトラック部分のお陰で前後の曲との親和性もアップ。中盤以降の展開も感動的。
  8. Rebelski / “The Rift Valley (Lee Van Dowski Binary Re-Up Mix)” [Cadenza]
    これはねえ、文句のつけようがないですね。同EP収録のLucianoによるリミックスを推す方の方が世の中には多いと思います。僕もその意見に賛成ですが、こちらもこちらで中々いい出来。そしてそのリズムトラックの優しさ使う場所が限定されるLuciano Remixに比べてこちらの方がまだ汎用性がありそう。まあいずれにしろこういうハッピーな曲は誰がリミックスしてもハッピーな感じになりますよね、という好例。
  9. Something Good / “Stars” [Nocturnal Groove]
    The ShapeshiftersのレーベルNocturnal Grooveの新作。このSomething Goodという人たち、これまでは”86-87”とか”Wannabe”とか、結構レーベルカラーに合ったアゲアゲなハウスミュージックを作ってきたにもかかわらず本作は少々方向性を変えた模様。どちらかというとRebirthに通じそうな、ユル〜くて穏やか〜なハウスミュージック。優しげなシンセの音色ととてもか細い女性ボーカルが非常に心地よい気分にしてくれます。
  10. Makoto / “Producer 08” [Goodlooking Records]
    日本が誇るドラムンベースクリエイターMakoto氏のNew。これは自分の新作をコンパイルしたニューアルバムでありながらその全曲をミックスしたミックスアルバムでもあるという作品。ジャズっぽい作風の多い彼のプロダクションは、本作に於いてもドラムンベースとジャズをクロスオーバーする感じ。秋の夜長のランニングのお供に最適かも。

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