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- Atjazz / One (Album Version) [Atjazz Records]
本来はだいぶ昔のようですが何卒ご容赦を。素晴らしいトラックなので。ElectronicaというかFunkというかちょっとよくわからないジャンルですが、Atjazzの素晴らしさがよく表れた素晴らしい1曲。いやーもう気怠い。大層気怠い。そしてsmoky。大層煙い。夜中に薄暗い部屋の中でスコッチをロックで舐めつつ酔いで前後不覚になりながら聴くべき曲です。そして。これがこんな時期に再リリースされているのは同EPに収録されているSasha Khan Remixのため。これがまたオリジナルの良さをよく活かした素晴らしいDrum ‘n Bass。まるでかの名曲Claude VonStroke / “Aundy (DJ Marky & S.P.Y. Remix)”のようです。うーんカッコいい。
- Atjazz feat. Clara Hill / Sense of Life [Atjazz Records]
もう1曲古いAtjazzを。こちらはゲストボーカルにJazzanova界隈のClara Hillを招聘した1曲。Clara Hillとは以前Clara Hill / “Nowhere (I Can Go) (Clara Hill Meets Atjazz Mix)”でも王道ジャズベースの崩しディープハウスでご一緒しておりますが、この曲はそれと同時期のもの。招かれ招き返されというバーターな関係が見えます。どちらかというとClara Hillが招いた方に比べAtjazzが招いた方、つまり本作の方がジャズよりもハウスミュージック感が強くてフロアで機能しそうです。いずれにしろこういう美しい感じのハウスミュージックは正義。ちなみにこの曲もBeatportによるとHard Danceです。ちゃんとよく聴け中の人。
- Totally Enormous Extinct Dinosaurs / Your Love (Waze & Odyssey Remix) [Nice Age]
Google Translateさんに尋ねるとアーティスト名は「完全に絶滅した巨大な恐竜」だそうで。だからどうということもないのですが。オリジナル自体は2012年の6月頃にリリースされていますが、Toolroom総帥Mark Knightさんらがリミックスして再リリース。オリジナルもなかなか素敵なElectronic Houseですし、Mark Knightさんは「ああ、Markさんですね」って感じですがオススメはこの”Waze & Odyssey Remix”。他のリミックスに比べてちょっぴり緊張感をほどいて、Electronic HouseからNu Discoに落としたのが奏功した様子。緩急ついたいい仕事です。
- Nico Lahs / My Side (Daniel Dexter Remix) [Bedrock]
John Digweedの新作Mix “Live in London”。それにしても彼はよくMixをリリースしますね。ある方から伺った情報ではMix自体では収益はあまり見込めず、基本的にはプロモーションのためにやっているそう。そういう話を聴くと”Live in Cordoba”や”Live in London”などのライブシリーズは「なんか現場の音源そのままMixにして売り出しました」的な感じで一石二鳥感がしてしまうのですが、その一方で現場で録音したものがそのまま売れる作品になってるというのもスゴいことです。DJプレイとCDでは聴く環境が違うにもかかわらず。さて、本作はそんなJohnのMixに収録されていた1曲。以前紹介したQuivver / “Fake and Bullshit”のように決して派手さはないが夏といって地味でもない、大好きな感じProgressive Houseです。
- The Shapeshifters / It’s Alright (Main Mix) [Nocturnal Groove]
僕のディスクレビューを一通りご覧になって頂ければわかると思いますが、基本的に僕が好きな曲にはキレイなもの、あまりテンションが高すぎないもの、展開がドラマチックなもの、という傾向があります。ただ、時々その枠からはみ出ているが好き、という曲も。The Shapeshiftersの曲なんかがその好例です。例えばThe Shapeshifters / “Helter Skelter”。この曲には不思議な美しさがありますが、とはいえこういう感じの「ザ・ハウスミュージック」を聴く量が減っているのも事実です。それでも聴かせるのがShapeshifters。本作はDJ Sneak的なトラックでグイグイ突き進む感じのアゲ目なトラック。勢いがあります。
- Rameses B feat. Veela / Drift Away [Inertia Recs]
最近僕が聴くDrum ‘n Bassは大抵Hospital Records界隈、DJ Marky関連、Makoto関連と相場が決まりつつありますが、そんな中珍しく見つけた異端児、Rameses B。Dub Step的なものを作ったりEDM的なものを作ったりとジャンルをクロスオーバーするちょっとした多才さを見せつけつつ、一方ではこの曲のようなDrum ‘n Bassを作ったりもします。テンションが高すぎない雰囲気の中で女性ボーカル、ピアノ、ストリングスを持ってくる美しさの権化のようなトラック。特にブレイク明けのキックの入り方が「ブレイク明けましたー!ドーーーーン!!」みたいな感じではないところが特にお気に入りです。
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